伊野いち 地域一体でおもてなし
出雲市 伊野いち実行委員会
生産者に作るやりがいを感じてもらい、地域を盛り上げることを目指す出雲市伊野地区の
産直市「伊野いち」が10月15日、同市美野町の旧JA美野店で開かれた。
伊野いちは2014年から毎年春と秋の2回開催。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止したが、今年は感染防止対策を講じて開催した。
会場には生産者ら約45人が収穫した米や野菜、シジミなどの農水産物を並べたほか、伊野小学校の児童らが作ったサツマイモは、同校の5、6年生が対面で販売。おもてなしコーナーでは、新米おにぎりやシジミ汁などが振る舞われ、町内外から多くの客でにぎわった。
松江市から来た松本美保子さんは「春に続いて秋も開かれるのを聞いて楽しみにしていた。安くていいものがたくさん販売されているので、選ぶだけでも楽しい。今後も続けてほしい」と話す。
伊野いち実行委員会の山﨑敏美会長(75)は「地域が一体となっておもてなしします。自然豊かな当地区の魅力を多くの方に知っていただきたい」と話す。