産直店のカフェ併設 地元の特産アピール
津和野町 上田 裕貴 さん(29)
「隊員のときに、地産地消活動としてオンラインショップで特産物の販売をしていたおかげで、町の農産物の旬などを把握できました」と話すのは、産直店兼カフェ「bluebowl(ブルーボウル)」の店長・上田裕貴さん(29)。2018年に大阪府から津和野町にIターンし、同町の地域おこし協力隊員として3年間勤めた後、今年8月に店をオープンした。
店内には町内の米や旬の野菜などのほか、加工品、雑貨が約200点並ぶ。カフェが併設され、地元の豆を使った「まめ茶」などを提供する。観光地付近の国道沿いという立地の良さもあり、週末には多くの人が立ち寄るという。
津和野町つわの暮らし推進課の佐伯晃主任主事は「上田さんは生産者の方々からの信頼が厚い。津和野町の特産品や加工品が置いてある新たな拠点として定着し、地域の活性化につなげてほしい」と期待をする。
今後の目標は店の維持と魅力ある商品の充実を掲げる上田さん。「ここを訪れて、町内外の方に津和野町産品の良さを味わってほしいです」と意欲的に話す。(有福)
▽bluebowl(ブルーボウル)=☎080(6118)8273、営業は金~月曜。