みんなの衛生対策

人の医療では、近年「予防医学」や「健康増進」が重要視されていますね。

畜産農家の皆さんは、実はすでに家畜に対して実践されています。

「え?自分が?」

そうです!自信を持ってください。

例えば、牛に対してなさっている、ワクチン接種、

血液検査による代謝プロファイルテストは「予防医学」、

ビタミン剤や強肝剤の投与は「健康増進」ですよね。

・・・それだけではありません!そう、そこにある消毒槽や消石灰は

病原体の侵入を防いでくれています。衛生対策はれっきとした「予防医学」ですね。

今日は、皆さんの衛生対策をご紹介させていただきます♪

1.牛舎入り口に設置された消毒槽。

有機物を落としてから長靴を浸けます。

2.牛舎の出入り口と牛舎の通路に消石灰をまいています。

3.こちらの牧場では、敷地の出入り口に消石灰をまいています。こうすることで出入りする車両(のタイヤ)を消毒することができます。

以上は、主に排泄物を介した病原体に対する衛生対策です。

続いては、空気中の病原体に対する衛生対策。

1.プルスフォグという煙霧消毒をする装置。

プルスフォグ消毒

牛舎中に消毒薬を含む煙が漂い、空気中の病原体をやっつけてくれます。

2.天井に設置したノズルから定期的に消毒薬を含む霧を発生させています。

空気中の消毒はもちろん牛にも人にも無害ですので安心!

牛舎では、実験室や手術室のように完全に清潔な状態にすることは不可能です。

消毒を心がけて継続することが大切で病原体を一定数以下にとどめておくことが病気の発症や大流行を食い止めるカギなのだと考えています(^o^)/

 

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