平成30年7月豪雨

 江の川及びその支流で増水し、住宅の床上・床下浸水、農地や農業施設への冠水被害が発生した。7月10日現在で、江津市、川本町、美郷町で277戸が床上、床下浸水により家屋や家財などに被害が出ている。一部では、土砂崩れによる建物の全壊被害もあったが、県内での人的被害の報告はない。

 農地では、美郷町で35㌶、江津市で170㌶など田畑への冠水被害があり、流木などの圃場への流入が確認されている。農地や農業用施設への被害は、松江市や奥出雲町までの広範囲に及び、安来市では、パイプハウス20棟に浸水被害があった。そのほか、個人や営農組合所有の農業用機械が水に浸かった。

 NOSAIの被害対応は、9日午前中に建物総合共済加入者へ電話連絡を行い、被害申告のあった12戸の農家へ2班6名で損害評価を行った。

 また、連絡が取れない農家へは、職員が直接訪問して状況の確認を行った。

 農機具共済では、5戸の農家から被害の申告があったが、現在調査中。

 農作物被害は、江津市、美郷町、川本町、邑南町の圃場約100㌶を現地確認し、3班7名体制で被害圃場の評価を行った。江の川沿いの圃場では、水稲と大豆が水に浸かり、今後、病気の発生などが心配される。

土砂が流れ込んだ水田 7月9日撮影 (江津市桜江町)

土が流出した水田 7月9日撮影 (邑南町)

砂に埋まったゴボウ畑 7月9日撮影 (江津市桜江町)

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