トマトに医療用フィルム

安来市(株)農の郷

「培地を架台の上に設置することで作業の省力化になっています」と錦織代表

安来市の株式会社農の郷(錦織大輔代表取締役・従業員9名)では、医療用フィルムを応用した「アイメック®農法」で高糖度トマトを栽培している。

この農法は、土を使わずフィルムを通して水や養分を与えるストレス栽培により、一般的な栽培方法に比べ糖度や栄養成分が格段に向上する栽培方法。フィルムが病原菌をブロックするので減農薬栽培も可能だ。この技術を活用した農の郷のトマトは、糖度が高いもので13度という。

「島根大学と成分分析を行うなど共同研究を進めています」と錦織代表。産学が連携して栽培技術の向上にも努めている。システム導入経費とハウス建築費を合わせた1億円余りは、地元銀行などでつくるファンドから出資を受けた。アイメック®農法のコンサルタントを行う株式会社農援隊の難波比呂紀課長は「栽培も安定し生産も順調に推移している。現場状況を共有してサポートしていく」と話す。

高品位のトマトを厳選し「COROCO(コロコ)」の名称で販売する

 

 

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