『アピオス』生産増やす 　お勧め調理付きで販売

大田市　田中　眞さん

アピオスを手に「根茎が間隔を空けて肥大し、数珠のようになります」と田中さん

「おいしくて、珍しい野菜を育てるのが楽しいです」と話すのは、大田市三瓶町でマメ科植物「アピオス」など珍しい野菜を栽培する田中眞さん（７２）。知人から種を譲ってもらったことをきっかけに、アピオスの栽培を始めた。少しずつ生産量を増やし、３年前から産直市で販売している。

収穫したアピオスはさまざまな大きさがあるので、調理することを考え、サイズ別に袋に詰めて販売。自分でもよく食べるという田中さんは「小さいものは皮ごと素揚げにして、塩をまぶすといくらでも食べられます。栄養満点の上に、味もおいしいですよ」と話す。

袋詰めで販売するアピオス。食べ方を説明したポップが付いている

　珍しい野菜は購入してもらうことが難しいが、食べてみようと思ってもらえるように、商品にはお勧めの食べ方やそれぞれの特徴などを記載したＰＯＰ（ポップ）を付けている。

田中さんは「あちこちの産直市を見て回るのも楽しみの一つで、珍しい野菜を見つけたり商品の並べ方だったりが勉強になります。これからもいろいろな珍しい野菜を作って皆さんに食べてもらいたいです」と話す。

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