Ⅰターン、周囲に支えられ有機栽培に挑戦

吉賀町  井上 和洋 さん

「収穫は夫婦で作業します」と話す和洋さんと真由美さん

「農業は未経験で、何もかもが手探りでした。周りに助けられたおかげで今がありますね」と話すのは、3年前に吉賀町柿木にⅠターンで移住した井上和洋(いの うえ  かず ひろ)さん(38)。

 神奈川県でサラリーマンとして働いていた井上さんは、空気の良い田舎で農業をして暮らすことに憧れ、妻の真由美(ま ゆ み)さん(39)と相談しⅠターンを決意。農業に関する知識や経験はなかったが、町主催の有機農業塾や農業研修を通して基礎を学んだ。

研修の受け入れ先である三浦成人(み うら  なる と)さん(61)は「集落の過疎化が進む中、若い人が移住して農業を盛り上げてくれるのはうれしいです。できる限りサポートしていきたいです」と話す。

現在は露地120㌃でピーマンやレタスなどを作るほか、三浦さんから借りたハウス2棟でパセリなどの有機栽培に取り組む。今年は新設したハウス4棟でコマツナやシュンギクなどの栽培に挑戦する予定だ。

和洋さんは「有機栽培は栽培管理が大変ですが、おいしくできた野菜を食べればその苦労は吹き飛びます」と笑顔で話す。

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