省力化と生産性向上が目標
津和野町 永田 沙織さん
2016年に兵庫県から夫の故郷の津和野町へIターンして、夫と2人で「あぐりの風」という農園を経営しています。10月下旬はキャベツの収穫・出荷やタマネギの圃場を準備していますよ。
1年目は義父のもとで研修生として過ごしました。当初は、マルチや畝といった基本的な名称も分からず、1日の体力配分、水分補給のタイミングなど、今では当たり前にできることも感覚を掴むまでは苦労しましたね。
研修期間にいろいろなことを見聞きし、何とか農業で生活できるのではと考えられるようになり、何より私自身が農作業を苦に思わなかったことが幸いし、2017年に本格的に就農しました。
夫の意向で、経営感覚を養うため義父の実家と共同経営はせず、独立経営をしています。品目は土質や気候に合うものや、周年で作業や収穫ができるものなどを取捨選択しています。
今では機械にも乗りますし、作業内容によっては夫より段取りがいいものもあります。ですが失敗もあります。畝立て中に、隣の畝に機械を引っ掛けてマルチを破いて盛大に叱られたことも今では笑い話です。
忙しい毎日ですが、友人たちと出かける旅行は何ものにも代えがたい楽しみです。コロナ禍が収まればまた企画したいです。
今後は年間の栽培日程の把握と機械による作業の省力化で生産性を上げることが目標です。よく働き、家族一緒にこれからも明るく楽しく暮らせるように頑張ります。
経営規模=露地野菜(キャベツ、ニンジンなど)2㌶