ピーマン反収20㌧を目指す
浜田市 岩本俊克さん
「技術の向上と省力化が私の農業のテーマです」と話すのは、ハウス2棟(3.6㌃)でピーマンを栽培する浜田市三隅町の岩本俊克さん(78)。
退職後に露地でキュウリなどを栽培していたが、隣町でピーマンを栽培していた友人に誘われたのがきっかけで、6年前にハウスを建て、ピーマン栽培を始めた。「最初の2年間は思うように収量が上がらず苦労しました。ピーマン栽培の盛んな大分県に勉強に行ったり、種苗会社からも指導を受けたりして、収量が上がってきたときはうれしかったですね」と岩本さん。
5月に定植し、6月から約半年間収穫を続け、地元のスーパーに出荷する。整枝は妻の久美子さん(75)が担当。2本で整枝するところが多い中、4本で丁寧に整枝する。
本年産からハウス内に点滴チューブ式の自動灌水を導入。苦労していた水管理の省力化を図る。岩本さんは「自動灌水を導入して水管理がうそのように楽になりました。もっと勉強して10㌃当たり20トンの収量を目指します」と笑顔で話す。