マコモを特産品に 耕作放棄地を利用

安来市  「結の里たーら」

安来市広瀬町の住民グループ「結の里たーら」(戸谷豪良代表=54歳)では、耕作放棄地を利用してイネ科の多年草マコモを栽培している。

同グループは、将来を担う子供と一緒に、奥田原地区の活性化を考え活動することを目的として、2014年に地元の小中学生の保護者会が母体となり結成された

マコモは栽培管理が比較的容易で、耕作放棄地を利用できることから、農家10軒が約1㌶で栽培し、草取りなどは子供も一緒に行う。

空気や水を浄化し体内の老廃物を排出する効果があるといわれるマコモは、古来から神が宿る草として、葉はしめ縄や神事に使う。同グループでは松江市の八重垣神社や地元の神社に納め、「マコモタケ」と呼ばれる根元の茎の部分は食用として地元の旅館に卸す。

6次産業化を目指す戸谷代表は、茶葉やふりかけ、粉末などの加工食品を開発。さらに入浴剤の原料や細かくして枕に入れるなど新製品も考案中だ。「奥田原の特産品となれば地域の活性化につながると思います」と意欲的だ。

奥田原の「嫁来い・婿来い観音」から湧き出る水でマコモを清める戸谷代表