野菜作り、加工品に挑戦

益田市 豊田美絵さん、山田愛海さん

「目標はみんなに認めてもらい世代交代すること」と話す豊田さん(右)と山田さん

「作業中に地元の人から声をかけてもらえるのがとてもうれしいですね」と話すのは、益田市上黒谷町の「農事組合法人横尾衛門(谷本大輔代表理事=42歳、構成員45人)」で働く豊田美絵さん(37)と山田愛海さん(21)。

豊田さんは集落の土地を維持し、地元のさまざまな加工品を次世代へつなげたいと思いから3年前に就農。現在は加工品用の露地野菜を担当している。「ここで造るみそは地元の小中学校の給食用に出荷しています。子供たちが大人になった時に、懐かしい味として覚えてもらえたらうれしい」と豊田さん。

昨年は萩市に住む山田さんが、農林大学校時の実習先の縁で就農した。山田さんはトマト、ホウレンソウ、コマツナなどの施設野菜担当として汗を流す。「作りやすくて単価の良い作物があれば挑戦したい。農業機械を効率的に使用してスキルアップしていきたい」と意欲的だ。

2人の目標はみんなに認めてもらい世代交代すること。谷本代表は「2人とも仕事が丁寧です。経験を積み、技術を習得して、末永く頑張ってもらいたい」と笑顔で話す。

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