多品種 かんきつ栽培

雲南市 原 敏輝さん

「今はレモンとシークヮーサーの収穫期です」と話す雲南市三刀屋町の原敏輝さん(65)は、果樹園約20㌃でカボスやスダチなどの香酸かんきつ類を9年前から栽培する。

柿やクリを栽培していた原さんの父は、サルの食害に毎年悩まされていた。サルが食べず栽培しやすい果樹を探す中、仕事で赴任した香川県でカボスとスダチの苗木がホームセンターに並んでいるのを見つけた。カボスとスダチの栽培に適した気温は年平均14度以上、酸味の強いかんきつ類は獣による食害も少ない。「雲南市の平均気温も同じくらいだから良いかもしれない」と考えた。

苗木を2、3本購入し、家の裏手に植えた。その後は本数を増やし、レモンやシークヮーサー、ジャバラなどの栽培も始めた。原さんは「珍しい品種を見つけると苗木を購入して植えていました」と振り返る。

木の成長に伴い収穫量も増え、現在は県内のショッピングモールや道の駅などで販売。「これから新しい苗木が育つのが楽しみ」と話す。

「獣害の不安がないので、安心して栽培できます」と原さん

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