真砂のとうふ 燻製も好評

益田市波田町  有限会社「真砂」

「硬い触感で大豆のコクが強く、お酒のつまみにちょうどいいです」と岩井さん

山の中の小さな加工場で、昔ながらの豆腐を手作りするのは、益田市波田町にある有限会社「真砂(まさご)」。主要商品の「真砂のとうふ」に加え、日持ちがする「岩豆腐の燻製」を2019年に開発し、市内のスーパーやオンラインで販売し好評を得ている。

代表取締役の岩井賢朗さん(55)は「バイヤーの『燻製にしても売れるのではないか』との声を受けて開発しました」と話す。

原料の大豆は島根県産を中心に使用。従来より水分が少ない豆腐を作り、みそや酒かすに漬け込み、半日かけて燻製にしてパックに詰める。「燻製の過程で、肉とは違い豆腐に風味が付きにくいので苦労しました」と岩井さん。

1日に作ることができるのは60個と限られているため、一度に大量の注文には対応できない。「真砂のとうふがメインですが、珍しい燻製を作ることで、少しでも多くの人に知ってもらいたいですね。将来は岩豆腐の燻製を大量生産・販売ができる体制を作りたいです」と意欲を見せる。

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