三瓶わさびの魅力発信

大田市  景山悟至さん

わさび漬けを手に「皆さんに少しでも知ってもらえればうれしい」と景山さん夫妻

「本当のワサビの味を知ってもらいたい」と話すのは、大田市三瓶町「かじか農園」の景山悟至さん(70)。後世に残していこうと、1999年にワサビ栽培を始めた。現在は妻の美代子さんと従業員2人で1.2㌶で栽培、年間1万本以上を出荷する。

景山さんが栽培する「三瓶わさび」は、濃厚な風味と強い辛味が特徴の在来種だ。「採種から3年間、毎日のように畑に足を運んでやっと出荷する三瓶わさびは、皆さんに自信をもって薦めることができる」と景山さん。

販売する「かじか農園のわさび漬け」は、酢漬け、味噌漬け、醤油漬けの3種類があり、加工してもその風味は損なわれない。また、味噌漬け用の味噌は自ら造ったものを使うなど手間を惜しまない。

2年前には、気軽に三瓶わさびを楽しんでもらいたいと、同市久手町に飲食店「かじか」をオープンした。友人と店を訪れたという常連の林正敏さんは「三瓶わさびは後味がすっきりして食べやすい。普段味わえない味が店では気軽に楽しめる。特にワサビ茶漬けは絶品」と話す。

現在、リピーターを増やすため、主にお店に来た人や商品を買った人の口コミで宣伝中だ。毎年秋には地元観光協会と協力してワサビ農園の観光を促進するなど、三瓶わさびの魅力を積極的に発信している。

景山さんは「三瓶には良い農産物がたくさんある。地道な活動だが、少しでも後世に伝わるように頑張っていきたい」と今後の活動に意欲を見せる。