放牧で農業所得の向上目指す

邑智郡美郷町 株式会社百笑未来

邑智郡美郷町大和地区の「株式会社百笑未来(ひゃくしょうみらい)」(生駒繁視社長=69歳 社員7名 水稲2.5㌶、セリ10㌃)では、農地の保全と経営の多角化を目指して褐毛和種2頭の放牧事業を始めた。

放牧期間は4月から12月の9か月間、里山の耕作放棄された休耕田40㌃に2段~3段張りの電気牧柵を設置して行う。「放牧当初は、牛の背丈を超えるほどの草むらでした」と工務部長の西島進さん。牛が草を食べて除草することで、荒廃する里山の景観保全効果と繁殖用雌牛から子牛を生産して農業所得の向上も目指している。

同地区を担当するNOSAI島根の実重真獣医師は「牛を育て繁殖に力を入れることで、この事業が地域活性化につながれば」と今後に期待する。

将来は里山放牧で都市部の観光客を呼び込み、見て食べて触れることができる観光農業も見据える生駒社長は「放牧牛を増頭し、百姓を100年先も笑いながら営んでいければ」と笑顔で話す。

「慣れない牛の飼育は大変ですが、日々頑張っています」と社員の皆さん