野菜苗生産に兄弟で挑む 効率化、面積拡大へ意欲

邑南町  荒木 教光さん・博史さん

 

「農業は分からないことだらけで父親に教えてもらいながら勉強の毎日です」と話す博史さん(左)、教光さん(中央)。右端が晃夫さん

邑南町で主にキャベツやブロッコリーなどの野菜苗を、ハウス7棟(計16㌃)で栽培する荒木教光さん(22)と博史さん(20)。2人は高校生の時に農業への関心を持ち始め、島根県立農業大学校に通った後に実家で就農し、祖父母を含めた家族6人で農業を営む。

 兄弟の主な仕事は出荷作業で、町内の道の駅や町外のスーパーなどに週に1、2回卸している。教光さんは「出荷に行くとお客さんと直接コミュニケーションをとれて、『野菜がおいしかった』『苗がよかった』と言われることがあり、うれしいです。その時に農業をしていてよかったと感じます」と話す。

父の晃夫さん(50)は「野菜苗を栽培する人は少ないです。若い力で新たな品目にもチャレンジしてほしいですね」と期待する。

今後について2人は「家族でやるには今の面積が精いっぱいです。家族に教わりながら作業に取り組み、効率を上げてから面積を増やしていきたいです」と意欲を見せる。

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