イノシシ捕獲檻を手作り

安来市 赤名治美さん

「仲間と一緒に6,7月で12頭捕獲しました」と赤名さん

安来市広瀬町奥田原の株式会社ギバムたわら(従業員10人、水稲438.1㌃)の代表取締役・赤名治美さん(73)は、イノシシ捕獲用の檻を自ら作って毎年多くのイノシシを駆除している。

イノシシによる水田の被害が広がり始め、トタンやメッシュなどで水田を囲う対策に限界を感じた赤名さんは、捕獲するのが一番だと思い、1993年に狩猟免許を取得。捕獲用の檻を購入しようと考えたが、市販の檻は思った以上に高価だった。  

手先の器用な赤名さんは「自分で作ってみよう」と思い立ち、溶接などをして檻を製造。予想以上の出来栄えに手応えを感じ、試行錯誤を重ねながら毎年作っている。

「手作りなので仕掛けは檻によって違います。最も重要なのは、仕掛けにかかった後、イノシシが逃げないように扉がスムーズに降りること」と赤名さん。

部品は農機具などの廃品を使い、なるべく安価に抑えている。赤名さんは「イノシシが減ってくれるなら檻の作り方の相談に乗りますよ」と話す。

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