純度100%の蜂蜜提供

出雲市  渡部康夫さん

「ハチの気持ちになることが大切ですね」と渡部さん

 

「退職を機にミツバチを飼うことを決めました」と話すのは、出雲市の北山山麓で養蜂を営む渡部康夫さん(65)。 2018年に巣箱を二つ購入したものの、すべてが初めての経験で戸惑うことが多かった。しかし、初めて採蜜したときは、濃厚な甘さとほのかなかんきつの香りに感動したという。

ミツバチの行動範囲は約2キロといわれ、その範囲に咲く花の蜜を集める。そのため同じ場所であっても、季節や咲く花によりさまざまな色、香り、味を楽しむことができる。

「巣箱の設置場所も自分で探します。ミツバチが動かない夜に移動するので重労働です」と渡部さん。現在は八つの巣箱で1箱あたり年間約15㌔の蜜を採る。

蜂蜜は、採れたてを瓶詰めにして「百花蜜(ひゃっかみつ)」、「縁花蜜(えにしはなみつ)」の名で販売。販路を自ら開拓し、大手スーパーや土産物店、ギフト専門店のほか、ホームページからの購入にも対応する。

「蜂蜜は非加熱で、純度100%をお届けします。ぜひ自然の風味を味わっていただきたい」と話す。

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