手軽に食べられる乾燥チップス販売

大田市  岩谷克彦さん

キクイモ乾燥チップスを手に「焦げ目がつくくらい軽く焼くとさらにおいしいです」と岩谷さん

「健康に良い農作物に興味があった」と話す大田市朝山町の岩谷克彦さん(74)は、10年前にキクイモの栽培を始め、「キクイモ乾燥チップス」として加工・販売する。

キクイモはイヌリンと呼ばれる水溶性食物繊維を多く含み、食後の血糖値の上昇を抑え、腸内環境を整える効果があるとされる。

 「そのまま食べてもシャキシャキとしておいしいが、生のままだと水分が多く、あまり日持ちしないのが難点です」と岩谷さん。乾燥チップスなら日持ちして、調理しなくてもおやつ感覚で気軽に食べてもらえると、加工した製品を地元スーパーなどに出荷する。

乾燥させたキクイモは、加工に時間をかけると空気中の水分を吸収し、すぐにしけてしまうため、素早く加工するよう気を配るという。「買ってもらった人に『おいしかった』と言われると、ひと手間かけたかいがあります。これからも無理のない範囲で長く続けていきたいですね」と笑顔で話す。

 

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