リース活用 菌床シイタケに挑戦

出雲市 常松拓人さん


「天候に左右されないことも魅力の一つです」と常松さん

 

「リース事業を利用して今年3月に菌床シイタケの栽培を始めました」と話すのは、出雲市東福町の常松拓人さん(25才)。現在、週6日で別の仕事をする傍ら、ハウス1棟でシイタケ約5千菌床を祖父母、曾祖母の家族4人で作業する。

菌床シイタケは価格の変動も少なく周年栽培が可能なこともあり新規の生産者も多いが、課題は高額な初期投資。そこでJAしまね出雲地区本部は2019年度に菌床シイタケのリース事業を開始。リースハウス11棟を建設し、常松さんを含む新規就農者4名と4経営体が入植した。「空調を含めた栽培施設一式をリースすることで負担を軽くすることができた」と常松さんは話す。

一月に研修を受けた後、3月に菌床を導入してから約一週間で収穫を開始。その栽培日数の短さが魅力である一方、時期を逃すと傘が広がるなど品質は低下してしまう。そのため最適な収穫のタイミングが重要であり、収穫は朝、昼、夕の3回行う。「勤め先には無理を言って収穫に合わせて帰宅させてもらっている」と話すように収穫や選別は常松さんが全て行い、それ以外の作業は家族で分担する。「毎日の作業は忙しいですが、家族が手伝ってくれるので頑張れます。元々仲がいい家族ですが、一緒に作業することで会話が一層増えました」と常松さんは笑顔で話す。

JAしまね出雲地区本部の須田有香指導員は「常松さんのような若い力で産地を盛り上げてほしい」とエールを送る。