兄夫婦と力合わせて高品質イチゴを追及

江津市 株式会社MOG‐MOG(モグモグ) 藤井牧美さん


「採れたてのイチゴが一番おいしいので、鮮度を大事にしたい」と牧美さん

 

江津市の株式会社MOG‐MOG(モグモグ)でイチゴ担当として働く藤井牧美さん(44歳)は、兄夫婦と共に高品質なイチゴ栽培を目指して試行錯誤を続けている。

「1つの株で半年以上ある収穫期の長さと、生食や加工用と用途の広さが決め手でした」と藤井さん。

元々兄夫婦がイチゴ栽培をしていたが、専門的な勉強をする機会がなかったことを兄で同社代表取締役の藤井拓次郎さん(48)から聞き、自分が本格的に勉強してみようと就農を決意。

大田市の農家などで約1年間の研修を受けた後、浜田市内の観光農園でイチゴ担当として2年間の栽培経験を積み、2018年に地元で就農を実現した。

現在、ハウス1棟(15㌃)で「かおり野」を栽培する。藤井さんは「手間を掛けるだけ品質が向上するので奥深さを感じています。まだまだ手さぐりの状況ですが、教わったことを丁寧に続けていくことを心がけています」と話す。

拓次郎さんは「農業を通して地域を盛り上げることが会社の理念です。効率の追求より価格と収穫量の安定を一番に考え、地元の消費者に喜んでもらえるイチゴ作りに努めてほしい」と期待する。

出荷先は、地元の産直市のほか、市内のカフェや菓子店にも一部を出荷する。

今後、ハウスの増棟と高設栽培の導入など規模拡大を考える藤井さんは「イチゴを通じて人との繋がりを実感します。イチゴを食べたいねと言ってもらえるように頑張っていきたい」と前向きだ。