広がるエゴマ栽培

奥出雲町 安川 圭一さん

奥出雲町で特産の「エゴマ」の収穫が始まっている。エゴマとはシソ科の植物で、実からとれるエゴマ油は動脈硬化の予防に効果があるとされるα-リノレン酸を豊富に含む健康食品だ。

12年前からエゴマ栽培をする同町の安川圭一さん(76)は、現在40㌃の畑で3品種を栽培。生産者で組織する「奥出雲エゴマの会」(内田勇会長=会員60名)の副会長を務める安川さんは、同会が中心にエゴマの生産振興を進め、町内の栽培面積は13㌶と拡大した。

「定植後の除草管理が、その後の出来を左右する」と安川さん。畑にヒエやアカザなどの雑草が混入しないよう注意を怠らない。刈取りや脱穀は手作業で行い、収穫ロスを減らし、種皮の剥がれによる異物混入を防ぐことで、上質なエゴマを出荷する。奥出雲町役場農業振興課の荒川佳史課長は「会の役員として熱心に取り組んでいる。これからも、エゴマ振興に尽力してほしい」と期待する。

 安川さんは中山間地域でさらなる生産拡大に向けて、「エゴマは除草をしっかりすれば手軽に育てることができ、収益がある作物」と話す。

「10㌃当たり3500本を定植しますが、すべて手作業です」と安川さん