果樹の複合経営 青年部で高齢農家の手助けも

出雲市 池田一也さん

「島根ブドウの基本は『デラウェア』。デラを主体にほかのブドウとプラムを組み合わせることで、収穫が5月下旬から11月上旬まで続けられる」と話す出雲市大社町の池田一也さん(47)。

池田さんは、両親と3人でブドウ92㌃とプラム33㌃の複合経営で、現在出荷するブドウの品種は4種類ある。5月下旬に収穫が始まるデラウェアを皮切りに、7月下旬のプラムを挟み、8月上旬には「ピオーネ」、「シャインマスカット」、10月下旬から「紫苑(しえん)」と続く。

「収穫時期が被らないように調整しています。この作型だとすべてに手が掛けられる」と池田さん。県が新たに開発したブドウ新品種「神紅(しんく)」も8㌃で試験栽培に取り組み、2020年から始まる本格出荷に向け栽培管理に余念がない。

多品種を栽培する一方、高齢農家を支える活動にも力を注ぐ。JAしまね出雲ぶどう部会青年部が中心となり、高齢農家のビニール被覆作業を代行する。「作業を請け負うことで離農者が減れば」と、新たな品種への挑戦と助け合いによる産地の下支えに真摯(しんし)に取り組む。

「農家は減少傾向ですが、若手農家で産地を盛り上げていきたい」と池田さん