水田を活用しハトムギ栽培

出雲市 農事組合法人おきす

出雲市斐川町では、麦・大豆に次ぐ土地利用型作物としてハトムギを振興している。栽培は2006年から始まり、昨年の実績で栽培面積82.8㌶、年間120㌧を出荷した。全国で4番目、西日本ではトップの生産規模を誇る。

ハトムギは漢方としての薬効があり、消費者の健康志向の高まりから注目されている作物だ。同町で栽培するのは「あきしずく」。全国の生産量の7割を占め、草丈が短い多収の品種だ。

栽培体系は、麦・大豆で使用する既存の大型機械を利用して省力化を進め、水稲・大麦・ハトムギの2年3作のブロックローテーション。生産性の向上とともに、水稲から畑作物への連作が雑草対策となり、ハトムギの収量を押し上げている。

ハトムギを生産する農事組合法人おきすの森脇康博組合長は「その場所に適したローテーションを組むことが重要。今後はハトムギを転作作物の中心にしたい」と話す。ハトムギ生産と並行し、茶やコーヒーなどの加工品をJAなどを通じて展開中だ。島根発の新たなブランドとして定着していくか、産地としての実力が試される。

「10㌃当たり収量250㌔が目標。ハトムギが経営の柱となれば」と森脇組合長