血液検査 肥育成績の向上に貢献

出雲市 NOSAI島根家畜臨床技術センター

NOSAI島根家畜臨床技術センター(福井芳仁センター長)では、県やJAなどの関係機関と連携して肥育牛の血液検査を実施し、検査データを基に病気の早期発見に取り組み、肉質向上に貢献している。

肥育牛は肥育ステージに応じて体内のビタミンA量をコントロールすることが重要で、肥育中期に要求量を上回ると肉質の低下、下回ると消化器系の病気や浮腫が出やすくなり増体に影響する。同センターでは、血液検査から得られたデータを独自システムでグラフ化。値が正常範囲にあるか可視化することで、農家も理解がしやすく飼養管理の改善に役立っている。

検査データは、関係機関を通じて農家に届けられる。

「データと牛の状態を見ることで、気づかなかった病気が分かることもある」と検査を行う小濵万祐子獣医師。血液検査の結果は採血した日のうちに分かり、速さと手軽さから昨年度は457頭の検査依頼があった。JAしまねやすぎ地区本部肥育センターの椿伸也所長は「感覚では分からないことも、データ化することで明確になる。枝肉重量や肉質も向上している」と評価する。

同センターでは、今後もデータの提供を通じて、肥育農家の経営安定に寄与するよう努めていく構えだ。

 

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