笹巻作りは生きがい

安来市 岩田 志津子さん

安来市広瀬町の岩田志津子さん(79)は、もち粉でできた団子をササの葉で包んだ笹巻(ささまき)作りに励んでいる。端午の節句には男子の成長を願い、また笹の殺菌力を生かした保存食として用いられてきた郷土料理だ。

岩田さんは、37年前から漬物や餅製品を地元の産直市へ出荷。中でも笹巻は、懐かしさから注文が直接入るほどの人気商品だ。「おばあちゃんが作るからちょっと大きめなのよ」と笑顔で話す岩田さん。自家栽培のもち米を使用し、団子を包むササは朝夕の涼しい時間帯に自宅裏の山から取ってくる。何回も水洗いし、夕方から夜にかけてたくさんの団子を作りササをまく。翌朝からゆで上げて笹巻が完成する。

「ササが取れる時期になるとわくわくします」と岩田さん

出荷の準備をするのはご主人の養治さん(81)の仕事。多いときには一日150本の出荷することもあるという。「主人と二人三脚だからできること、無理をしないよう続けていきたいですね」と岩田さん。笹巻作りは7月中旬まで続く。