子牛の成長が楽しみ

大田市 角 ヒロ子さん

仕事が趣味の夫を手伝いながら、日々の農作業に励んでいます。家では水稲栽培と和牛の繁殖を行っていて、今は田植えが終わり、あぜ道の草刈りなどをしています。刈払機を使っての作業は大変ですが、家にいるより外で作業しているほうが好きですね。

結婚して50年近くたちますが、始め2頭だった繁殖牛も、今では10頭に増えました。その分、世話にかかる手間は増えましたが、子牛が餌をしっかり食べて成長する姿を見るのが楽しみで毎日頑張っています。夫が不在の時は、牛の様子をつぶさに観察して、細かな変化を見逃さないよう気を付けています。

最近は急な豪雨が発生したり、逆に晴れが続いて田んぼが水不足になったりと、対策の難しい災害が多いなと感じます。一昨年は私たちの圃場の排水溝が決壊し、今も復旧ができず、もどかしいですね。

平成の初めごろ、子牛の市場価格が低迷して苦労や不安もありました。また、高い親牛を買うなど投資したとしても、必ず利益につながるわけではないとよく聞きます。厳しい仕事ですが「牛や農地を次世代に受け継ぎたい」という強い思いがあるから、夫とともに農業を続けて来れました。

夫は常に仕事のことを考えているので、たまには牛の世話はヘルパーさんに任せ、仕事のことは忘れて二人で旅行に出かけてみたいですね。夫は話をするのが好きな性格なので、話ベタな私とはちょうどよいバランスだと思います。これからも夫婦2人で農作業をしながらのんびりと過ごしていけたらと思います。

▽70歳

▽水稲117㌃、繁殖牛10頭

「ほぼ毎日、夫の作業を手伝っています」とヒロ子さん