大代高原みそ 伝統の味が評判

大田市 大代味噌生産組合

冬場の澄んだ水を利用して、33年間変わらない製造方法でみその味を守り続ける大代味噌(みそ)生産組合(今田登三代表=83歳・構成員4名)。1986年に組合が発足して以来、地元産「コシヒカリ」で麹(こうじ)を造り、国産大豆を使用した完全無添加のみそを生産している。

「もともとは農閑期の仕事としてみそ造りを始めました」と今田代表。昔ながらの手作業で造るみそは、滑らかで口当たりが良いと評判だ。

12月から2月の3カ月間で30樽(たる)を仕込み、数カ月寝かせて9月から販売を開始。主に市内のJA販売店舗で「大代高原みそ」として販売するほか、江津市内の二つの幼稚園へ給食用として納入している。

構成員の森守さん(74)は「みそ造りは力仕事もあり、男手が必要です。後継者の問題はありますが、この先も生産を続けていきたい」と伝統の味を次世代に繋げたいと話す。

「大江高山のふもとのきれいな水を使い、おいしいみそができます」と森さん(右)今田文子さん(81)

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