収入保険が、事業拡大の後押しに

松江市 野津 一修さん

露地キャベツを経営の主体としています。出荷は11月から4月の6か月間で1ケース当たり10㌔を毎日300ケース、関西市場を中心に出荷しています。キャベツの平均出荷価格は例年一箱800~1,000円ですが、年ごとの天候状況で価格が大きく変動します。

その場合、野菜価格安定制度で補償することになりますが、この制度は平均販売単価が保証基準額を下回ったとき出荷数量に応じて補償する仕組みで、災害などで出荷できないものについては補償がありません。最近は全国で自然災害が相次ぎ、県内でも災害で出荷できない状況となるのではと心配でした。 

収入保険は、すべてのリスクに対応して万が一でも一定の農業収入が確保できることから、事業拡大や大型機械の導入など以前ならちゅうちょしていたことも思い切って挑戦できると思います。

忙しい時期は期間雇用でアルバイトに来てもらいますが、収入が落ち込めば賃金が支払えなくなるリスクがあります。その部分も収入保険でカバーでき、今後の経営規模拡大に向けた従業員の周年雇用も夢ではないと期待しています。

▽43歳▽水稲1.5㌶・キャベツ7.5㌶・ブロッコリー他1.5㌶

「収入保険で思い切った設備投資も安心ですね」と野津さん

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